こんにちは、本田圭です。
これからは個人の時代になると考えています。
これは、医療界にも言えることなのではないかと思っています。
もちろん医療はチームワークでやるべきですが、
私が言っている個人の時代というのは、そういうことではなくて、
誰でも自分独自の考えを持っていいし、
それを発信していいんだ、ってことです。
医師は、病院に閉じこもって、
研究、診療をしていればOK、それをしていれば賞賛される、
という旧時代的な考えはいずれ崩壊するでしょう。
医師の世界というのは、ものすごく狭いし、
その中でいくら尖っても、大多数の人には限界があるのは事実です。
中核病院の部長になって終了だろ?みたいな。
誤解して頂きたくないのは、
中核病院の部長に上り詰めるというのは、ものすごく大変だし、
素晴らしい技術と知識がある医師だからこそできるのです。
ただ、若手医師は、そこに閉塞感を感じています。
「どんどん拡張していく世界の最前線に立ちたい」
「新しいやり方を作っていきたい」
そういう熱い思いを持っている人がほとんどなのに、
数年もすればそれはしぼんでしまい、
当直や、日々の診療に疲れ果てた医師になってしまう。
中核病院の部長という、本来であればポジティブな目標であるべきポジションが、
今は妥協のためのポジションに変わりつつあるという事実が、その結果でしょう。
医師の世界に居続けると、成長意欲が失われていくのです。
これは、医療界に取って、プラスではないはず。
私は、医師の世界に居続けるのではなく、
外の世界に目を向け、握手してほしいと考えています。
絶対、その方がイノベーションが起こるから。
大きな化学反応を起こせると期待しています。
だから、ご自身の考えをもっと発信してほしいと思っています。
情報発信をすれば、他の世界の方があなたに気付いてくれるかもしれない可能性が
ぐっと高まります。
情報発信を持つ前にやっておくべきことは、
「武器を持つ」ということ。
あなたが何が得意なのか、他の医師と比較して何に秀でているのか。
ただ、単に日々の診療の雑感を発信していても、
意味がありません。
自分の武器が、どういう風に化学反応を起こせるのか、
常に考えながら、外の世界に向かうべきです。
何者でもない人に、人は惹かれません。
ただの医師であるということだけでは、
今の時代は戦えません。
「武器を持つ」言い換えれば、「実績作り」、
それがこれからの時代必要になります。
前から言っているのが
不動産投資をきっかけに色々な方向性が開けるってこと。
投資をすれば時間が生まれるし、その時間が自分の可能性を広げます。
「医師兼投資家」という武器だっていいし、
ベンチャーに投資する医師がいたっていいと思います。
是非、あなたも自分の武器を考えてみて下さい。
周りの世界にはさらに優秀な人がゴロゴロいるんです。
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