こんにちは、本田です。
11月の日経メディカルを読まれた方はいるでしょうか?
特集は「過重労働の果てに」。
2016年の1月に、新潟の山中の公園で、37歳の女性医師が死亡しているのが発見されました。
遺書などは無く、警察は現場の状況から自殺と判断しました。
その女性医師は後期研修医の立場であり、
2015年4月以降、夜間や休日を含めて、
月平均の時間外労働時間は190時間を超えていたのこと。
更に、6月〜9月には連続して月200時間を超えた労働。
厚生労働省が「極度の長時間労働」としている「月160時間以上の時間外労働」は
9か月間で7回に達していたそうです。
2015年秋ごろから、「病院に行きたくない」と訴えており、精神的苦痛を感じていたようです。
他にも多くあります。
青森県八戸市の52歳医師が2010年、当直中に急死。医師は48時間連続勤務中でした。
弘前の28歳研修医が2010年に急性循環不全で死亡。月140時間以上の時間外労働をしていました。
同じ医師として、非常に痛ましいことです。
亡くなっていった医師達のことを考えていると、
本当にいたたまれない気持ちになります。
例えば夕方5時から夜12時まで7時間、時間外で働くとしましょう。
これが月曜から金曜で5日間。週に時間外が35時間ですね。
これが4週間なので140時間です。
土日にそれぞれ3時間ずつ働き、月24時間。
合計で164時間。
亡くなった女性医師はこれ以上の働き方をずっとしていた、ということです。
時間だけで考えればこんな感じですが、
恐らくこの中に当直も入っていました。
かなり時間の偏りがあり、眠れない日もあったはずです。
医師という仕事のストレスは半端ありません。
だって、自分のミスがその患者の健康に直結するのですから。
ミスは許されないのです。
普通の仕事のストレスとは質が異なります。
疲れた、休みたい。
でも自分が抱えている患者がいる。
自分が休めば他の人にしわ寄せがいく。
自分の代わりがいない。
休めない。
このループが続くのです。
本当に凄惨です。
誰かが守ってくれるか、というと、
実際は誰も守ってくれません。
みんな、自分のことで精一杯です。
自分の身は自分で守るしかないのです。
「眠れない自慢」とか、「これだけ仕事したよ自慢」とかがありますが、
医師の場合は本当に冗談にならないんです。
先日、電通の事件もありました。
やはり今の仕事のスタイルは、絶対おかしいはずなんですよ。
でも、おかしくても、仕事をやり続けなければならないジレンマ。
もう、これは個人のレベルでは、変えることは不可能です。
私は以前から、この働き方に疑問を持っています。
医師が犠牲になって成り立つ医療は、本質的な物ではないと考えています。
一度ガラガラポンしなければ変わらないのかもしれません。
私は、医師の生活をもっと楽にできないかと考えて、不動産投資を始めました。
将来的にはさらに投資の分野は広げるつもりです。
別に投資じゃなくてもいいんです。ビジネスでもいい。
今の働き方を変えるために、一歩別の世界に踏み込むべきです。
自分を守れるのは、自分しかいません。
もし、今の働き方に危惧感を覚えているのであれば、行動すべきです。
不思議なもので、仕事量が変わらなくても、
別に熱中できるものが見つかると、仕事があまり苦痛じゃなくなるんですよね。
可能性を広げる努力をしましょう。
不動産投資であれば、私がお手伝いします。
自分の人生を変えるのは自分自身しかいません。
すぐ隣の人を気遣える、優しい人になりたいと思った今日この頃です。
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