こんばんは、本田です。
「やりがい搾取」って言葉、最近流行っています。
ざっくり言うと、
人の善意とか、やりがいにつけこんで、
労働力をタダで使おうとすることですね。
元々は、社会学者の本田由紀さんが、
著書「軋む社会 教育・仕事・若者の現在」で使った言葉で、
企業側が仕事に対するやりがいを報酬として置き換え、
労働者を安い賃金で働かせる、という意味。
うまい言葉ですよね。
大学病院の勤務医なんか、もろ当てはまるんじゃないでしょうか?
勤務医なんて、なんでもしますからね。
なんでも押し付けられるし。
10階で処方した点滴を、自分で3階の調剤部まで取りに行き、
そのまま10階に戻り、自分でラインを作成し、
患者さんのところまでガラガラ点滴を持って行き、
介助なしで一人で患者さんに点滴刺す、という、全て一連のセルフサービス。
ちょっとは看護師さん手伝ってよ!って心の中で憤ったりします。
その足で、別棟の会議室に行き、意味のない会議に出た後で、
医局に寄り、教授との学会先でのレストランを予約し、
手術室に行くという、
もはや何屋なのかわからないスタイル。
お昼も夜も食べてないのに、
「成長の為」とか「患者の為」とかいう言葉で誤魔化され、
時給に換算すると、1000円に満たない仕事を延々としなければならなかったりします。
仕事量と責任だけが重くなり、
結局はお金も何も残らない、っていう勤務医さん、多いんじゃないかなー。
「やりがい搾取」、断固反対です!
そういう環境にいる方は、絶対抜け出すべきなんです!
ということで、
いつもの流れですが、
医師の方には、不動産投資は向いていますよ!
という落ちで(笑)
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