こんにちは、本間です。
最近、副業解禁ブームっぽい流れが来てないですか?
有名どころでロート製薬、サイボウズ、リクルート、メルカリ、Yahoo、Google、
日産、富士通など、副業OKの会社は多いです。
企業からすると、
副業禁止にする事でギチギチな会社になり、優秀な人材が流出する恐れを抱いている、
というのも一つの大きな理由のようですが。
ある意味、企業が
「自分の身は自分で守れよ!」
と言っているようなものだと思うんですね。
昭和のような、「この会社にいれば、全てがうまくいく!」
という流れは廃れつつあるという事です。
ネットの発達により、全ての変化が目まぐるしく、
今日ある会社が明日存続するのかも、わからない社会になりつつあります。
リストラだって普通にありますよね。
複数の収入源、キャッシュポイントを持っておくというのは、
これからの時代、ごくごく自然の流れになるでしょう。
で、
私たち医師はどうか、というと、
そういった意識は、非常に希薄と言わざるを得ません、、、。
ほとんどの医師は、リストラなんてあるわけないと思っています。
性格に難あり、患者さんに怒鳴り散らす、とっても「ヤバい」医師でも、
病院は何も言いませんからね。
医師の経済観念は、日銭を稼ぐ感覚に似ています。
(今月ちょっと給与少ないなあ。そうだ、今週の土曜にバイトしよう!)
的な感覚です。
ストックビジネスとか、そんな言葉も知らない方が多いのです。
もちろん危機意識を持っている医師の方もいます。
「もし自分が体を壊したら、どうしよう」
「今後どうなるか分からないから、キャッシュポイントを増やしたいなあ」
と思っている方も実際に増えてきてはいます。
しかし、仕事がそれを許さない!
次から次に来る患者さんを診察しなければいけない!
教授からの論文作成指令が来た!
次の学会に演題出さなきゃ!
出る意味ないけど会議出なきゃ!
こんな感じで時間を忙殺し、結局は、
「キャッシュポイント」なんて言葉は、
自分には関係ない、と忘れてしまうのです。
ですが、世の中の波は確実に医療界にも広まるはずです。
給与が下がる可能性だってあるし、
下の記事のように病院が倒産する可能性だってあるのです。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4244.html
医師も「自分の身は自分で守る」時代に突入していると考えた方がいいです。
「良い事をしている」という自分勝手な思い込みで、
検査をたくさん行い、
薬をジャブジャブ出す事で、
どれだけの医療費がかさむのでしょうか?
医師もビジネス的な観点を持たなければなりません。
これからの医師は、医療だけに特化した人ではなく、
経済観念を含めた、複合的な視点を持たなければならないのです。
「副業」というキーワードを聞いて、
ビビッと反応する医師が増えなければ
もしかしたら今後大きな医療の革新は期待できないかもしれません。
まあ不動産投資は副業というよりは、ビジネスと考えるべきかもしれませんが。
少しずつでも自身のマインドを変化させて、世の中に寄せていくべきなんでしょうね。
世の中が劇的に変化しているのに、自分が変わらないのは、
後退しているのと同じです。
常に自分も変わり続けるのが、成長の第一歩なのかなと思います。
この記事へのコメントはありません。